2025-12-29(月) ながら練習のすすめについて考える


今回紹介するのは、ある意味ドラムに限った練習方法かもしれません。

一般的に楽器の練習をするときは、正しい動きが出来ているか、奇麗な音が出せているかとか常にチェックしながら改善を重ねてスキルアップを狙うもんだと思います。

しかし、今回紹介する練習方法は、この考え方の真逆の発想で練習するものです。

それは、テレビを見ながらとか、ラジオを聞きながら練習してみませんかという提案です。

そんないい加減なことをしていたら正しい奏法は身に付かないと思われる人が大半だと思います。
でも、こういうトレーニング方法が効果的な場合も有ると思うんです。

基本的にこれが効果的なのは、練習パッドを使った基礎練習の時です。

例えば、パラディドルのテンポアップを狙う場合、メトロノームを使って早いテンポで正確に叩く練習をする事になると思いますが、自分の限界スピードを上回る事は結構大変です。

早いテンポで叩けるようになるには無駄な動きを排除する必要が有ります。
つまり、テンポに合った正しいストロークを身に付ける必要が有ります。

それには、結構な時間が必要です。

でも、パラディドルの練習をするのに、常に脳みそフル回転させる必要は無くて、どちらかというと長時間練習することで、手が自然に動くようにする方が効果的な場合も多いです。

例えばテンポ160のパラディドルが限界の人がテンポ180を目指す場合どうしたら良いでしょう?
180にメトロノームをセットしてやっても、最初から付いて行けない状態が続くでしょう。
しかし、165位のテンポで叩くことは少しは出来るかもしれません。

165が無理でも162なら出来るかもしれません。

このように、自分の限界より少し早いテンポで長時間練習する事によって、自身の対応スピードが上がって、次第に楽に叩けるように成ってきます。

例えば、163のパラディドルを1時間続けたころには165が有る程度叩けるように成っているかもしれません。(限界が近づくほど上達に時間が掛かるのは当然ですが)

でも、退屈な練習を長時間するのは面倒なもんです。

私はこういう時、Youtubeを見ながらとか映画を見ながらメトロノームを掛けてひたすらスティックワークを行います。
(あまり音楽が出ないものをチョイスする方が望ましいですが・・・)

すると、気がまぎれる関係で、単調な練習を1時間とか2時間とか継続することが容易に出来るのです。

頭の中は他のこと考えてても、ひたすら手足を動かしていれば、手足が動きを覚えてスピードアップが容易に出来るようになります。

パラディドル1時間とか結構めんどくさいですが、映画見ながらだったらあっという間に過ぎていきます。

勿論、定期的に巡回検査じゃないけど、正しいフォームで叩けているかの確認も時折行う必要が有りますが・・・

別の側面から見ても、Jazz Drumの演奏の醍醐味は共演者の演奏を聞いてそれにインスパイアされたり、こちらからサジェストしたりしてあたかも会話しているように演奏を変化させる部分です。

自分の演奏の確認でせい一杯だったら、他人の演奏を聴く事なんかできないので、その意味でも完全集中ではない状態で演奏するのはアンサンブルの練習にも役立つかもしれません。

一度、だまされたと思って取り組んでみる事をお勧めします。

ストレスなくタップリと基礎練習が出来るように成ると思います。

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