
ベースは音の立ち上がりが遅いから少し前のタイミングで弾きましょうはナンセンスであるについて考える。
ベースは少し前のタイミングで弾きましょうってよく耳にする内容ですね。
ベースでピチカートするときに音量的なアタックのタイミングは、打楽器などに比べると少し遅れるので、タイミングを合わすためには相対的に少し前にピチカートする必要がある。
少し前のタイミングで弾くと言うのは、アタックの立ち上がりの遅れをカバーする為の策として言われる内容です。
何となく、科学的で説得力がある内容だと思いませんか?
でも、私の持つ考えはこうです。
小細工せずに正確にジャストのタイミングで弾けばよい。
です。
音の立ち上がりを意識してタイミングを早く弾くような事は、しっかりジャストのタイミングで弾けるように成ってからで良いのです。
しかも、先行させるタイミングは、人間が聞いて早いなぁと思うようなタイミングだと大きすぎで、本当に微かなタイミングの先行で、かつ他の演者との距離感や音響の特性を考慮したものでなければ意味が無いと思います。
んな事、DTMじゃあるまいし、演奏中に常に正確に調整できる訳が無いですよね。
さて、この事を意識してるんだろうなぁと思われる演奏に出会うことがたまに有りますが、聞いてる感じだとベースのビートが常にひょこひょこ前に逃げて行く感じで、しっかりとしたビートの深さなんか微塵も感じられず、一緒に演奏しててビートが軽くてとてもやり難いです。
逆に、この人のベースは気持ちいいなと感じるケースは基本的にジャストで聞こえてきて、表現として時折意図的に突っ込んだりレイドバックしたりして揺らす感じに聞こえます。
百歩譲ってアタックの遅れを弾くタイミングで正確にカバーした場合どうなるかと言えば、聞いてる人にはジャストに聞こえるはずですね。
だって、そのために早いタイミングで弾いてるんだから。
つまり、聞いてる側で前に聞こえるとしたら、その時点でダメなんだと思います。
この手の理屈が、テンポキープできない人の言い訳として重宝されている側面も有るかもしれないですね。
前でタイミングとってるんじゃなくて、単純に走ってるだけじゃんってケースも結構多いと思います。
まずはジャストでしっかりと走らずに弾いてくれよと切に願うのでした。
ちなみに、バラードの60とか、ゆったりした100のスイングとかを、ビシッとベースがドライブさせてくれると気持ちいいんですが、この辺りのテンポをしっかりキープするのってかなり難しいんですよねぇ・・・
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